SNS等でそのコンパクトさと可愛らしい見た目に人気のある韓国のアウトドアメーカーKOVEAのガスコンロCUBE。ただ、買っただけの状態は少し物寂しいということで側面に取り付ける板だったり、ノズルの付け替えパーツだったりおしゃれキャンパーさんたち独自のカスタマイズをよく見かけますね。
今回のその中でも簡単で、かつすぐおしゃれに見える側面板の作り方をご紹介します!
作り方はとても簡単。削って磨いて、穴開けて磁石を取り付け、はいおしまい!
かなり雑に言ってしまうと、上の通りです。電動ドライバーをお持ちであれば、パーツの予算は1,000円以内に収まります。電動ドライバーやアタッチメントから買い始めると10,000円を優に越してしますので、既製品を買ってしまった方がお得です。
または僕に言ってもらえれば可能な限りお作りさせてもらいます(あくまで素人の趣味の延長なのでクオリティはご愛嬌ください、一生懸命頑張ります)。
準備するものは、板・ネオジウム磁石・接着剤・サンドペーパー・蜜蝋(仕上げに必要な方のみ)・電動ドリル(ボアビットを使います)です。
1.ホームセンターで好みの板、ネオジウム磁石を買う
意外とここが大事で、厚み、幅はできる限り完成体をイメージしながら探したほうがいいです。作るときにできる限り板を加工する手間を減らすためです。完成イメージの板を本体ぴったりにするか、もしくは少し大きくしてボリュームを出すか、そこは好みなのであくまで参考として、僕は厚さ9mm、幅78mmの杉板を購入しました。概ね本体にぴったりな幅(高さ)で、2mmくらいはみ出るかなーというサイズ感です。
ネオジウム磁石はとても強力な磁石で、小さいのに磁力が抜群に高いです。100均にも売っています。5mmサイズのものを9個準備しましょう。
2.板を切る
できれば板を買うときにホームセンターで切ってもらった方が綺麗に楽にできると思います。だいたいのところは買ったものなら高くても50円/1カットくらいでしてもらえます。僕は180mmでカットしてもらいました。これで前後に1mmはみ出るくらいのサイズ感です。
3.板の形を整える(必要な人のみ)
角に丸みを持たせたい人だけ必要な過程です。サンドペーパーを準備して板の角を落としていきます。400番で十分だと思いますが、削りすぎに注意して、時々確認しながら好みの丸みを作っていきます。
4.半穴を開ける
磁石を埋め込むための穴、板をCUBEに貼り付けるときにCUBEの突起と干渉させないようにするための穴を半分だけ開けます。ここが難易度が一番高いので気合いを入れましょう。
穴は13箇所。磁石用9箇所、突起避け4箇所。板の中心の穴は必要な方のみなのでまた後述します。
穴を開ける場所を決める際に僕が役に立ったのは練り消しです。本体の磁石をくっつけるところ、突起のある場所に練り消しを置いて、そこに板をあてることで、穴を開ける場所を特定することができると思います。
ここで電動ドライバーを使います。7mmボアビット(穴あけ用のアタッチメントです。アタッチメントだけなら800円くらいで売っています)を使って板に穴を開けます。このときに貫通させないように気をつけてください。ここで7mmボアビットを使っているのは後述する磁石で5mmを使うからです。7mmであればCUBE本体の突起も干渉しなくなります。もし穴を深めにしてしまっても後工程で取り返しは効くので、落ち込まずに穴を開けないようにだけ気をつけましょう。
5.研磨する(必要な人は塗装も)
ここまできたらあとは独自のデザインをしていきます。
僕は買った板が好みの色だったので特に塗装はせず、サンドペーパーの番数を徐々にあげて磨いていき、蜜蝋を塗って艶を出しています。好みの色やツヤ感があると思うので、オイルステンやワックスを塗ってオリジナリティを出してください!
6.磁石を取り付ける
最終工程です。磁石の取り付け場所として開けた穴に接着剤を流し込んで磁石を入れます。もし穴を深く開けすぎていたなら、このときに接着剤を多めに流し込めば磁石の場所を調整できます。接着剤が乾けば完成です。
使うガス缶によっては当たってしまうのでそのときは当たる部分だけ削りましょう…
メーカーによってはガス缶の形が微妙に違うことでこの問題が発生します。
特にSOTOのガス缶は出っ張りが大きく、板に当たってしまうので、こういう自体になった時は、ボアビットで少し穴を開けるか、根気よくサンドペーパーで窪みを作って干渉しないように調整しましょう。
おしゃれなガスコンロで優雅なキャンプライフを!
自分で作るとより一層愛着が湧きますよね。作り方もそんなに難しくないのでぜひDIYしてみてください!
ご精読ありがとうございました。